こども環境学習(小学生向け)

環境問題の一つで、地球の気温が高くなる地球温暖化の主な原因は、温室効果ガスの増加と考えられています。その大部分を占めているのがCO₂（二酸化炭素）です。2020年には、世界全体で年間約314億トンものCO₂が排出されました。国別では、日本は世界で5番目に排出量の多い国となっています。

北区の令和2年度のCO₂排出量は、約105.8万トンです。CO₂は、電気やガス、ガソリンなどを使うと増えてしまうので、電気やガスなどの使用量を減らすことが大切です。

北区の一人1日あたりのごみ総排出量削減目標は、マイナス104グラムです。使い終わったティッシュ箱を古紙回収に出したり、買い物のときにマイバックを使うことでごみを減らすことができます。

※平成30年度の一人1日あたりのごみ総排出量（804グラム）をもとにした、令和11年度の削減目標

過去100年あたりで、世界の平均気温は0.74℃、日本では1.30℃も上がっています。

地球上の水の約97.5％は海水で、人間が飲むことのできる淡水（真水）は約2.5%程です。限られた水を大切に使うため、歯みがきのときに水を出しっぱなしにしないなどの工夫が大切です。

南極や北極、高い山などにある氷や氷河が溶けることで、海の水が増え、低い土地や小さな島は沈んでしまうんだ。日本でも海面上昇により海岸が侵食^※されるなど、影響が心配されているよ。

※侵食とは…水や風などにより岩石や地層が削られること

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二酸化炭素は電気がつくられるときに発生し、ガスは使うときに発生するんだ。家庭で照明や冷暖房、ガスなどのエネルギーを使う量を減らすことで、発生する二酸化炭素を減らすことができるよ。森林が減っていることや世界の人口が増加していることも二酸化炭素が増えている原因なんだ。

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石炭・石油などの化石燃料を燃焼させて発電する火力発電は多くの二酸化炭素を排出しているんだ。水力発電や風力発電など自然エネルギーを利用した発電方法がもっと増えるといいね。

鉄道が旅客１人を１ｋｍ運ぶときに排出する二酸化炭素は、自家用乗用車の７分の１、航空の５分の１にすぎないんだって。鉄道は地球にやさしい交通手段といえそうだね。また最近ではガソリンではなく二酸化炭素排出ゼロの電気自動車も増えているね。

日本では、一年間で約472万トンもの食べ物が捨てられているよ。これは日本で暮らす人、一人の分量に換算すると、年間約38kg。毎日、約おにぎり1個分のご飯に近い量を捨てていることになる。残さず・無駄にせず食べるようにしよう。

12リットルということは、みんなが水やジュースで飲んでいる2リットルのペットボトルが6本分ということだね。歯磨きをするときや顔を洗うときには流しっぱなしにしないよう注意しよう。

紙製のカップ麺の容器など防水加工がされているものは「雑がみ」^※としてのリサイクルには適さないよ。雑がみを資源として出すと、紙製品などに生まれ変わり、ごみの減量につながるよ。

※雑がみとは…お菓子の空き箱や包装紙など、リサイクルできる紙類のこと

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一般社団法人プラスチック循環利用協会の報告によると、2023年の日本のプラスチックごみの発生量は769万トン。シロナガスクジラは約150トンだから約51,266頭になるよ。環境負荷の大きいプラスチックの使用をどうすれば減らせるか、考えてみよう。

CO₂は二酸化炭素ともいい、空気中にある気体で、植物が生きていくためにとても必要なんだ。だけど、人間が電気を使ったり、車を走らせたり、ごみをたくさん燃やしたりして、このCO₂を空気中に増やしすぎたことで、地球の気温が上がってしまう「地球温暖化」がおこっていて、たくさんの生き物が影響を受けているんだ。たとえば、氷の上で狩りをするホッキョクグマは、地球の気温が上がって氷が溶けてしまったことで狩りができずに死んでしまうこともあるんだ。だから、みんなでCO₂をたくさん出さないように心がけよう。

ダムは川の水をせき止めたり、ためたりすることができる施設で、水が高いところから低いところへ落ちる力を利用して、電気をつくっているよ。この方法で電気をつくると、CO₂があまり出ないんだ！このほかにも、川の水があふれたり、雨がふらない日が続いて水がなくなったりした時に、水の量を調節する役割ももっているよ。

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CO₂が増え続けると、気温が上がって空気の大きな流れが変わってしまい、これまでにない大雨やきびしい暑さなど、気象災害がおきやすくなるんだ。集中豪雨もそのひとつで、川の水があふれたり、土砂崩れがおこって家がこわれたりすることもあるから、危険を感じたら早めに避難しよう。

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電気をたくさん使わなくてすむということは、CO₂がたくさん出ることを防ぐことができるんだ。みんなも毎日、使う電気を少なくするように心がけよう！

木が切りたおされて住む場所がなくなったり、地球の気温が上がって食べ物が見つけられなくなったりして、生きていくのがむずかしくても一生懸命に生きている動物や植物が東京都にもたくさんいるんだ。だから、もし生き物や植物を見つけたときは、傷つけたり、持ち帰ったりせずに、その場で観察しよう。

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燃やせるごみは、清掃工場で燃やされて灰になり、埋立処分場に埋められるよ。なかには、道路やコンクリートの材料に利用されたり、燃やした時に出る「熱」は温水プールなどにも利用されているんだ。だけど、燃やすと、CO₂がたくさん出たり、埋立処分場にも限りがあるから、できるだけごみを出さないようにするのが一番いいね。

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東京都には場所がなく、埋立処分場を新しく建てることはむずかしいんだ。だから今使っている処分場を長く使っていくためには、埋め立てるごみの量を少なくしないといけない！物を大切に長く使うようにしたり、ごみを分別してリサイクルしたりするように心がけよう。

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回収されたペットボトルは、リサイクル工場に運ばれ、洗ってこなごなにされて、また新しい商品になるんだ！ペットボトルや洋服、定規以外にも、ボールペンやカーテン、卵のパックなどにも生まれ変わるんだ。ごみとして燃やさないことで、CO₂がたくさん出るのを防ぐことができるよ。

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テントウムシはからだからくさくてにがいえきを出すんだって。わざと目立つもようをして、鳥などのどうぶつたちに「わたしたちはにがくて食べられないよ」ということを知らせて、自分たちをまもっているといわれているよ。テントウムシを見かけたらそっとかんさつしてみよう。

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ティッシュペーパーや、みんながつかっている教科書（きょうかしょ）・ノートなどほとんどの紙は木から作られているよ。ほかには、牛にゅうパックや古紙（こし）※から作られる紙もあるよ。たくさん紙をつかうことで多くの木が切られてしまうんだ。つかう分だけ大切につかおう。

※古紙（こし）とは…新聞紙（しんぶんし）や雑誌（ざっし）、ダンボール、紙パックなど、一回つかった紙のこと

台風はとても風と雨がつよいんだ。7～10月におきることが多いんだって。台風がきたら、どうすれば自分や家ぞくをまもることができるのか、おうちの人と話しておこう。

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のどがかわいていなくても、こまめに水分をのむことがとても大切だよ。さい近では４０℃をこえるようなあつい日もふえているけど、これは「地きゅう温暖化（おんだんか）」が原いんなんだ。「地きゅう温暖化」とは、地きゅうがあたたかくなって気おんが上がっていくことだよ。

地きゅう温暖化（おんだんか）によって食べものがなくなることがしんぱいされているんだ。その中でちゅうもくされているのが「こん虫食」。虫を食べることにおどろくかもしれないけど栄養（えいよう）がいっぱいあって、牛やブタなどよりもかんたんにたくさんそだてることができるよ。

地しんなどでまどのガラスがわれることがあるよ。にげるときには、足をケガしないようにスリッパをはいてにげよう。ねる時にも、手がとどくところに家ぞくみんなのスリッパをおいておくといいね。

けいたい電話は「もやせないごみ」、ペットボトルはキャップとラベルをはがして、かるく水ですすいでからペットボトル用ネットに入れてね。くだもののかわなどキッチンから出る生ごみは水をよくしぼってから「もやせるごみ」に出そう。ゴミを分けてリサイクルすることも地きゅうにやさしいことのひとつなんだよ。

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「もったいないごみ」をなくすためにわたしたちができること
https://www.city.kita.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/088/2025watasitatigadekirukoto.pdf

たいようの光をつかって電気をつくる「太陽光発電（たいようこうはつでん）」というのがちゅうもくされているよ。地きゅう温暖化（おんだんか）の原いんになる「二酸化炭素（にさんかたんそ）」を出さないので地きゅうにやさしいエネルギーなんだ。おうちやビル、工場にある「太陽光（たいようこう）パネル」をさがしてみよう。