お知らせ
「J-クレジット」を知っていますか?
北区は環境基本計画2023に基づき、省エネルギー対策に関する情報提供を通じて、ご家庭や事業所の省エネ行動の啓発や習慣化を促進しています。
今回、その一環として、「J-クレジット」の仕組みやメリット、活用事例等をご紹介いたします。
J-クレジットとは
J-クレジット制度は、省エネルギー設備(省エネ設備)、再生可能エネルギー(再エネ)の導入や森林経営等の取り組みによるCO2など温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
制度イメージ図
※ 日常生活や企業等の活動で、どんなに努力をしても発生してしまうCO2(=カーボン)を、森林による吸収や省エネ設備への更新により創出された他の場所の削減分で埋め合わせ(=オフセット)する取組
J-クレジットでできること
創出者のメリット
- ランニングコストの低減
- クレジット売却益
- 地球温暖化対策への取り組みに対するPR効果
- 新たなネットワークの構築
- 組織内の意識改革・社内教育
購入者のメリット
- 環境貢献企業としてのPR効果
- 企業評価の向上
- 製品・サービスの差別化
- ビジネス機会獲得・ネットワーク構築
※ 詳しくは「J-クレジット制度について(J-クレジット制度ウェブサイト)」をご覧ください
J-クレジットの活用事例(カーボン・オフセットの場合)
例えば、カーボン・オフセットの場合では下記の事例があります。
製品との組み合わせ
- 製造に伴う排出をオフセットした衣服の販売
- 印刷時の電力消費に伴う排出をオフセットしたプリンタの販売
- 発電時のエネルギー消費に伴う排出をオフセットした電力の販売
- 購入者の日常生活に伴う排出をオフセットする量のクレジットを添付した家具の販売
- 来場者の日常生活に伴う排出をオフセットする量のクレジットを添付したライブチケットの販売
サービスとの組み合わせ
- 介護タクシーや福祉施設の運営に伴う排出量をオフセット
- ガス事業における保安業務、営業・修理・工事業務に伴う排出量の一部をオフセット
- 路線バスの走行に伴う排出量をご当地クレジットでオフセットし、環境価値の地産地消を実現
イベントとの組み合わせ
- 会場内の消費電力に伴う排出をオフセットしたチャリティーライブの開催
- 会場運営及び出席者の移動・宿泊に伴う排出をオフセットした会議の実施
- 社員とその家族を対象としたオンラインフェスティバルを開催し、参加者移動・オンライン配信・視聴など開催に伴う排出量をオフセット
※ 取組みに当たっては、オフセット対象(何を)やオフセット主体(誰が)を整理します。
※ 詳しくは「初めてカーボン・オフセットに取り組む方へ(J-クレジット制度ウェブサイト)」をご覧ください。
お問い合わせ
所属課室:生活環境部環境課環境政策係
〒114-0002 東京都北区王子1-12-4 TIC王子ビル2階
電話番号:03-3908-8603