令和6年11月16日~11月17日「群馬県中之条町での森林整備体験学習」を実施
北区は11月16日(土)から11月17日(日)の2日間、友好都市である群馬県中之条町で、子どもたちを対象とした「森林整備体験学習」を実施しました。
(写真:11月16日の間伐体験の様子)
本事業は、区の子どもたちが間伐体験や地元の子どもたちとの交流を図りながら、地球温暖化対策として森林の重要性を学ぶことを目的としたものです。
参加した子どもたちは、森林の木々が木材となるまでの経過を、間伐体験や製材所見学、木工体験などを通して地元の子どもたちと一緒に楽しみながら学習し、森林やみどりへの理解を深めている様子でした。
「群馬県中之条町での森林整備体験学習」を実施
北区は、「北区環境基本計画2023」に重点施策として掲げている自治体連携による森林整備の取組みを推進するため、友好都市である群馬県中之条町と「北区と中之条町との森林整備の実施に関する協定」を締結。森林環境譲与税を活用し「森林整備体験学習」を実施しました。
本事業では、一般公募で選ばれた区内在住・在学の小学5、6年生6名が、11月16日(土)から11月17日(日)の2日間、中之条町において、間伐体験や環境学習に地元の子どもたちとともに参加し、森林と人とのつながりについて学びを深めました。
11月16日(土)に実施した間伐体験では、現地の林業を生業とする講師同伴のもと、実際に木々の生い茂る山に入り、不要な木の間伐を通じて、山の木々のサイクルを保つためには人の手によって整備されることが必要不可欠であることを学びました。
今後、区が森林整備していく区域を「きたくの森」と名付け、北区が排出する二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防止する目的のほか、森林資源を活かした事業を実施し、両自治体の相互交流の場としても活用していきます。今回、参加した子どもたちは、「足元がぬかるんでいて、滑るので転びそうだった」「急斜面を降りるのが大変で、紐を伝って歩かないと降りられなかった」「のこぎりで木を真っすぐに切るのが大変だった」など、都内では味わえない貴重な体験に充実した表情を見せていました。
(写真:現地での様子)
- 間伐体験
森は、人間の手で手入れをしないと成長を止めてしまいます。
森の中に日が差すように、不要な木を切る作業である「間伐」を体験しました。
- きたくの森予定地の見学
北区は、中之条町の森の一部を整備し、今後「きたくの森」として区民向けに活用していく予定です。
皆伐(生えている木を全部切ること)後のきたくの森予定地を見学し、森として成長する出発点を体感しました。
- 木工体験
森から切り出された木は、製材所に持ち込まれ、用途別に木材に加工され出荷された後、工場へと届けられ、最終的に皆様の必要とする木製品に加工されます。
木製のコースターづくりを通じて、木製品として身の回りに供給される前の最終工程を体験しました。
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