令和7年6月7日~6月8日「群馬県中之条町での森林整備体験学習」を実施
北区は6月7日(土)から6月8日(日)の2日間、友好都市である群馬県中之条町で、子どもたちを対象とした「森林整備体験学習」を実施しました。
(写真:森の学校 閉校式)
本事業は、区の子どもたちが森林整備体験や地元の子どもたちと交流を図りながら、地球温暖化対策として森林の重要性を学ぶことを目的として昨年度から実施しているものです。
参加した子どもたちは、森林の木々が木材となるまでの経過を、植樹体験や間伐体験、製材所見学、木工体験などを通して楽しみながら学習し、森林やみどりへの理解を深めている様子でした。
「群馬県中之条町での森林整備体験学習」を実施
北区は、「北区環境基本計画2023」に重点施策として掲げている自治体連携による森林整備の取組みを推進するため、友好都市である群馬県中之条町と「北区と中之条町との森林整備の実施に関する協定」を締結。令和6年11月から森林環境譲与税を活用した「森林整備体験学習」を実施しています。
本事業では、一般公募で選ばれた区内在住・在学の小学5、6年生15名が、6月7日(土)から6月8日(日)の2日間、中之条町において、森林整備体験や環境学習に地元の子どもたちとともに参加し、森林と人とのつながりについて学びを深めました。
6月7日(土)に実施した森林整備体験では、現地の林業に携わる講師同伴のもと、今年度から新たに、区が森林整備している区域「きたくの森」において͡広葉樹の苗木を植えるなどの植樹体験を行ったほか、実際に木々の生い茂る山に入り、不要な木を探しながらのこぎりを使って間引く間伐体験を行うなど、山の木々のサイクルを保つためには人の手によって整備されることが必要不可欠であることを学びました。
6月8日(日)に実施した製材所見学や木工体験では、木が伐採されてから木材となり、身の回りの家具や道具となるまでの過程について学ぶとともに、指導を受けながら木製のカレンダーを製作しました。
今回、参加した子どもたちは、「苗木を植えるために穴を掘るとき、スコップで土を持ち上げるとすごく重くてびっくりした」「森の中に要らない木があるということを初めて知った」「のこぎりや金づちを使ったものづくりは初めてなので、すごく楽しい」など、日常生活では味わえない貴重な体験に充実した表情を見せていました。
(写真:現地での様子)
- 植樹体験
北区が森林整備している区域「きたくの森」で植樹体験を行い、森として成長する出発点を体感しました。
区は今後、「きたくの森」を区民向けに幅広く活用していく予定です。
- 間伐体験
森は、人間の手で手入れをしないと成長を止めてしまいます。
森の中に日が差すように、不要な木を切る作業である「間伐」を体験しました。
- 木工体験
森から切り出された木は、製材所に持ち込まれ、用途別に木材に加工され出荷された後、工場へと届けられ、最終的に皆様の必要とする木製品に加工されます。
木製のカレンダーづくりを通じて、木製品として身の回りに供給される前の最終工程を体験しました。
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